ナノキャリア(株)【4571】(通称ハゲキャリア)
とりあえずいきなり引用
ナノキャリア株式会社は、東京大学の片岡一則教授、東京女子医科大学の岡野光夫教授らが研究してきたミセル化ナノ粒子技術による医薬品の開発を目的に設立されました。
ナノキャリアのウェブサイトからです。
ミセル化ナノ粒子技術ねえ。
なにそれって感じです。
調べりゃある程度わかると思うんですが、調べる気が起きないんですよね。
正直ここに関しては僕はほとんど調べてないです。
なぜ僕がここの株を買ったか。
それは3/11日に出したIR(企業が投資家に向けて情報を発信すること。主に経済活動だったり、なんかなしとげっちゃったぜー的な事を発信する場合が多いです)にですね、
~Depth~ 美容室でのカウンセリングを体験 医療と美容の分野で、新しい価値を創造するナノキャリア株式会社と株式会社アルビオンが共同で開 発した男性用スカルプトータルケア製品「Depth」について、美容室「Belle Ginza」(東京都中央区) で当社の中冨社長と松山CFOがカウンセリング体験をして参りました。
というのが出てたからですね。
へー。
これをIRで出しますかと。
お前の日記に書いておけと。
しかし、その日に株を買ってしまっていた僕がいた。
これをIRで出す社長のセンスには脱帽せざるを得ない(ナノキャリアだけに
そんで業績予想の修正に関するお知らせは、IRではなくお知らせでだしましたとさ。
おい、それこそIRで出さなきゃいけない内容だろうと。
とにかくここの社長のセンスは素晴らしいと言わざるを得ないだろう。
いろんなバイオ株をリサーチしてそれなりに成功を上げている私ではあるが(ティッシュ以外)ここは社長のクオリティに関しては間違いなくナンバーワンだ。
この社長について行きたい方には購入をオススメしたい。
株式会社に入るということは入社試験をうけて、内定をもらって入社するって事じゃないですからね。
株を買うと言う事ですよ。
株式会社は株主のもので、社長もしょせん我々株主に雇われてるにすぎないわけです。
つまりこんなIR出すなんて、社長のさいこーーーーーって思った方は、株を買いナノキャリアの構成員となろうということです。
その逆もしかり。
えーこんなんIRで出すなんて信じらんねーんだけどって思ったら売ればいいし、買わなければいいのです。
男性スカルプトータルケア製品ということで、ハゲ治療に力を入れてるらしいですね。
ハゲは黙ってナノキャリア
というのがホルダー達の合言葉。
一応ちょっとガチでいうと、そこそこパイプラインはあります。
とりあえず、トップに出てるのがシスプラチンのミセル粒子。
いわゆるシスプラ系っていわれる抗癌剤をナノミセル粒子にしたってことですかね。
それによって溶かしやすくなったり取り込みがよくなったりするんだろうと想像できます。
プラチンはプラチナ(Pt)ですね。いわゆる白金ってやつ。
金の原子番号の次(確か)
プラチナを抗癌剤に使うというセンスは素晴らしいと思いました。
卒業研究で私は抗癌剤の研究をするくらい抗癌剤が好きな僕ですが、その私からみましてわりと可能性は感じさせるパイプラインです。
最近ミリプラチンという油にとけるようにしたシスプラ系の抗癌剤が流行り出しました。
肝臓がんの治療に肝臓にいく血管をつめるTACEという治療があるんですが、それで今までシスプラチンは油性の造影剤に溶かして使うことができなかったんですね。
(肝臓がん正確にいえば肝細胞癌(HCCとよく言われます)ですが、肝細胞癌は特徴として動脈から栄養がいってがんを成長させていくわけですね。ですからそのがんにいく動脈をスポンジ+油性造影剤+抗癌剤で塞いでやろうじゃないの。また直接カテーテルをさしてがんにいく血管に直接抗癌剤を流しこむ事でがんをやっつけようという治療です。ただ、あくまでも緩和療法であり、根治療法ではありません。肝細胞癌の根治療法は、手術のみです。)
そこで比較的最近ですが、ミリプラチンという抗癌剤が出きまして、TACEにもシスプラチン系の抗癌剤が使われるようになりましたとさ。
まあ、そういうわけで、既存の抗癌剤なんですが、決して新しい薬を作り出す事が全てではなく、新しい使い方とか、そういう方向で改良加えるのも大事なんだぞって事。
きっと、主に取り込み面で大きな効果をあげられるんでしょう。
がん細胞に選択的に効率よく取り込まれるというのは、抗癌剤を使う上において重要ですからね。
抗癌剤は毒性が半端ありませんので、通常細胞を害さず悪いところだけ倒すってのが本当に大事なんです。
(特にシスプラチンはそれなりに、高い毒性を持っておりまして、腎臓毒性が高く一度中止になった経緯もあったりします。とはいっても比較的新しいのでそこそこな毒性ではあるんですけどね。)
それで今シート型にして抗癌剤を貼り付けたりとか、温熱療法と併用したりとか、免疫阻害剤を併用とかそういった治療が今トッピクスですね。
後なにげに乳がんのお薬も製薬会社にライセンスしてたりとかで期待してます。
でもやっぱりこの会社に関しては、
ハゲは黙ってナノキャリア
この一言に尽きるでしょう。
正直他のパイプラインをみてもなかなかやるじゃんとは思うんですが、この一言の前には霞んでしまいます。
私には見える。全てのシャンプーやリンスがナノキャリアの製品になることが。
私には見える。この世からナノキャリア以外のスカルプケア製品が駆逐される時が。
私には見える。ドラッグストアの棚を埋め尽くすナノキャリアの製品が。
一応今後の株価予想ですが、しばらくは変わらないんじゃないかな。
お金が余裕出た時に買えばいいと思います。
なんかビッグなIR出たらバク上げ間違いなし。(主にハゲ関係で)
もし、ハゲ治療成功させたら株価は少なく見積もっても100倍。妥当なところでも1万倍は軽いだろうな・・・
実際のところ抗癌剤なんかよりも、遥かに市場が大きくなることは想像に難しくない。
私は禿げてはいませんが、「おかんも髪の毛少ないからハゲるだろうなあ」思ってます。
昔リアップが発売されて間もないころおとんと一緒に東京にでかけてリアップを買ったのを思い出してすこしセンチメンタルな気分になりました。
その時5000円くらいしたリアップを4500円で販売してて、その当時にしてはめっちゃ安く販売してたと思います。
その時本当にリアップが売れまくってて、どこにいってもリアップがなかったんですよ。
それが安値で販売ってどんだけすげーんだよって思いません。
あの怪しいお店まだやってるのかなあ。
最後にもう一度
ハゲは黙ってナノキャリア